2008年10月

煮込みどき

思いがけずに仕事が早くあがった目黒。

ちょっと消化不良気味。気分転換にぷらり庭園美術館。
これを観よう!というのではなく、いっつもふと思い立ってぷらりといくところだな~、と気付くも、これがまた、毎回面白い企画に巡り合うのもこれ不思議。基本的にモダンだったりアール・デコが肌に合うのだろうな。

夕暮れ時の館内は人影もまばらで、展示室を移動するたびに不意に現れる係員の方々に多々息を呑みつつも、凛とした静けさ、使い込まれた木の香、仄かに燈るペンダント、すっかり都会でタイムスリップ。

ので、という訳でもないが、久々に自炊をしてみる。コトコト煮込んでみる。
いや、やっぱ「ので」だ。
煮込むものを作る時は、物事がハッキリしかけてきた時が多い。

色んなものがかなりの不安定さで自分の中にあったここ数週間。それがふっとほどけていったな~と。もちろんそれなりの代償は払いました。

ので、ちゃんと前を向いていく。

天と野に渡る月の声



初っ端に、しかも初めてyoutubeを貼り付けてみた。
メジャーデビューした詩。
彼女がシンガーとしての活動に一区切りつけるらしい。

そもそもの出会いは、彼女がメジャーデビューするまだまだ前。
研究所の同期が友人ということで、彼女が作った歌を研究所の発表会で歌ったりしていた。その頃の詩と声は弾き語りのギターにのり甘酸っぱい記憶。
宅録したCDを貰ったり、スコアを書いてもらって自分で弾き語ってみたり、多摩川の川原でミニミニライブを開いてもらったり。そういえば今年のチェリーのバーベキューはまさしくその場所だったな~。

デビューしてからも幾度かライブに足を運び、パワフルな歌声に幾度も助けてもらったことがある。
来月がラストライブ。稽古で観に行けないのが非常に残念である。今後は楽曲提供の方面に専念するようだ。これからも彼女の世界を世に響き渡らせて欲しい。

天野月子

今からでも是非聴いていただきたい。






複囚人

ひたすら活字を追う日々。色んな方々から様々なジャンルの書籍をお勧めしていただいて頑張ってみるものの、これから先の人生の中で読まずに終わってしまう書物の量を思うとため息。今読むべくして読んでいるんだな~と思えば、何か違うな・・・と思ったり、何年か後にあれっ?とその魅力に気付いたり。人と一緒で本にも出会うべくして出合うんだろうな。

先日思わず笑ってしまったのが、役名の表記の巧みさである。
先日とある刑務所モノの吹き替えの仕事をした時に、刑務所モノなので基本メインは囚人たちであるが、名前の無い(役名の無い)囚人たちを列記してみる。

戦う囚人
絡む囚人
囚人の声
あおる囚人
声をかける囚人
とめる囚人
叫ぶ囚人
ABの囚人
号令の囚人
房の囚人
続く囚人
etc・・・(それぞれが複数名いたりする。「絡む囚人4」とか)

色んな囚人がいる。ストレートに判りやすく表記してくれているのだが、その役名の表記にしようと考えているスタッフさんはなんだか大変なのではないかな、と。

ちなみに黒人verとかもあります。


あぁ、活字の裏に見える面白さよ。

しゃぼん

快晴続き。

3年ぶりは当たり前だの横浜トリエンナーレ

三連休の行楽日和がうまい具合にはまったおかげで、人人人。自分も漏れなくそのうちの一人なのだがね。
今回は映像インスタレーションがやたらと多いようで、人も多いようで、気分が乗らず。結局メインといわれている新港ピアしか周らず。平日に来よう平日に。

前回のトリエンナーレは会場全体がうまく作品として機能していた気がして、味わい深い空間がそこかしこにあったのだが、今年はスケールダウンしているんじゃないかな・・・まだ全部観てないからね、何とも言えないけどね、でもね、ちょっとね、肩透かし・・・
平日に行こう平日に。

前掛けをビチャビチャにしながら一心にシャボン玉を空へ飛ばす女の子と、芝生に広がった大きな空。

最終的に帳尻はプラスの休日。

つきあっていくもの

秋立やおこりの落たやうな空

とはいかない空模様が続いているが、無論、秋だ。金木犀の残り香と見切り発車の銀杏と。
焦がした匂いですら落ち葉焚きだと思い込んでしまうところが秋である。

ここ最近は深浦加奈子さんや緒形拳さんの訃報に際し、何とも胸の辺りがソクソクと。お二人とも直接のお知り合いではないが、いつかご一緒させてもらえることを夢見ながらの方々で。今日子さんが亡くなられた時も感じたが、深浦さんは48歳、緒形さんは71歳。年齢ではなく、早すぎる。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

そしてここ2年ほど暖めては冷まされては暖めてはを繰り返してきたモノの第一歩が始動。まだまだ道程は長いが、踏み出してしまえばこっちのものだ。やれることは今なのだ!そうなのだ!晴れて皆様にご報告できるように頑張る所存。

先日とある撮影で全身剃毛したのだが、健やかに元サヤに収まろうとするそれらが体中を刺激することで「生」を改めて実感する秋の夜長。
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