小田原を過ぎた辺りで、突然の銀世界。東京はやっぱり寒かった。

正味３週間ほどの小さな旅が終わる。結果としては残念賞。でもなー、これが意外と残念賞では無かったのである。

【劇王】はそもそも劇作家のコンペであるが、もちろん出演する側としては、「そんなもんがどーした」というところで、結局は観て頂く方に、何がしかを受け取ってもらえればそれで良いのだ。その為に何をするか。という事なのだ。その為の要素としてのこと。
そして、いつも以上に、「戯曲」というものについて考えたのではないかな俺。戯曲の持つ耐久力やら、跳躍力やら、包容力やら、排他力やら。そして「時間」。
戯曲自体の持つ魅力ってどの様にしたら正直に伝えれられるのでしょうかね？
結構なヒントを頂いた。

そして、名古屋の演劇に対する暖かさと言ったら羨ましい限りだ。演劇練習館なる公共施設まであるのだよ。とても綺麗な上に、深夜0時まで使えるのだよ。役所仕事でそんな時間までって考えられるかい？
現地の劇王関係者の方々もすこぶる芝居を愛している方たちだな～と。大変気持ちよく過ごさせていただいた。東京も頑張らんといけんのじゃないかな。

そして勿論のこと、ツォルク共演者、スタッフの皆様にも感謝。

それにしても手羽ばかりくっていた。

そして、宿に携帯の充電器を、新幹線にクライマックスを迎えつつある小説を、自動販売機に買ったはずのタバコを、それぞれ置き忘れてきた様だ。困った人だ。

はてさて、次いってみよ～！