甲子園で熱闘を繰り広げる球児たちに負けず劣らずの汗を、稽古場に辿り着くまでの間に流している。特にこれといった夏のイベントに参加すること無い今年の夏は、汗の量だけが「夏なのだっ!」ということを教えてくれているようだ。

『まるで算数を知らないこどもたち 』の稽古は、まるで算数のようだ。高校時代、数学の授業の殆どをエスケープしていたおかげで、今の僕の数字に関するスキルは九九どまりである。サインコサインタンジェント?パイアールジジョウ?ソスウ?まるで駅前留学している気分だ。
そんな無知な僕を再教育してくれるかのように稽古は進んでいく。一つ一つ、絡まった糸を解きほぐすような稽古。この不自由な身体よ。

久々の休日は観劇→ビアガーデン→2丁目→ビアガーデン。人の感じ方って種々雑多、自由奔放なのだな。素晴らしきかな人生。

そして、季節柄サンダルばっかりを履き倒す日々だが、ひょんな繋がりから大のお気に入り【SPINGLE MOVE】のスニーカーを頂いた。このブランド、履き始めると癖になるのね。今乗っている自転車もそうだが、「好きでいる」ということが人と人を繋げていくのね。

家への帰り道、送り火を見た。住宅街の片隅で、静かな思いに触れた。

あぁ、沢山のものを愛したい。