2007年05月

虚ろな世界

影絵のような木々に切り取られた輪郭の先には、巨大な宇宙船が降り立っている。
その二つの間に横たわる黒い河に、漆黒の空に浮かぶ数限りない星々の灯りを見る。
そんな景色が僕の住む街にはあるのだ。

手前も現実、向こう側も現実、その間にあるものも現実。
だってそれらは皆、人の営みが作り出したものだもの。
ならば、少しでも遠くへ行きたい、と思うのです。

弾んで、弾けて、色づいて。

知ってる人も多いと思うが、何回観ても楽しくなる。
http://www.youtube.com/watch?v=2Bb8P7dfjVw
で、
http://www.youtube.com/watch?v=GURvHJNmGrc

気持ちまでビビットに色づけてくれる。
こんな気持ちにさせてくれるものを作りたいな~。

かのジョナサン・グレイザーが作ったと知って納得。
http://www.youtube.com/watch?v=KQonPfZpRLY
これこれ、懐かしい~。

新しい顔

あまりの体力の無さに腹が立って、ランニングを始めた。
そして、自分が住んでいる街の表情の豊かさに気付く。
引っ越してからもうすぐ半年が過ぎるというのに、知らない景色が沢山。
ここは上ったり下ったりの盛りだくさんな街なのだ。坂が多い街というのは住文化を形成するのに面白いことが結構あるのじゃないかな。ありえない角度で建っている家やら、ひたすら昇ると行き止まってたりする階段やら。
「嘘だろ~」と思う先に見えてくる街の明かりを高台から見下ろす瞬間。
ぷかっと一服タバコに火をつける・・・のを我慢する・・・
その分、木々の匂いで胸を満たす最近の夜長。

僕にとっての数学

ここ数週間で観た作品達は、演劇、映画、本、写真、絵画、どれをとっても間違っているモノなど無く、そもそも正しいかどうかは問題でないのだ。
それがどれだけの力を持っているのかが重要だ。
1+1=2なのか、1+1=0なのか、それとも1+1=∞なのか。つまり面白いと思うのは、1と1が持つ方向なのだな。

初めてなの?

「青年団を初めて観劇」。

という事実に気が付いていなかったコトにびっくり。平田オリザさんの戯曲はそれなりに読んでたり、作の公演も観ていたり、青年団の方とお知り合いになる機会も幾らかあったりで、すっかり観た気になっていたのだった。
名作と誉れの高い「東京ノート」。全く名作であった。ので、これは、戯曲として読んだほうが面白いのではないかと思ってしまいました率直に。
言葉は頭に溢れてくるのに、身体が置いてきぼりをくっているよう。それは、演じるほうとしては物凄く致命的なことなのではないのか。
不自由である事を、いかにも不自由ですという顔をして、その不自由さに目を向けていない、要は、とても鈍感なモノとしての存在が舞台上に現れていたと思いまして。
「奉仕」してはいけないよ俳優は。

「会場にて参加してくれるLOVEカップル大募集!」というキャッチに惹かれて観に行った「SA.CHOOM」の何も無さ加減の方が余程胸に染みる。

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