2007年02月

熱すぎる

男なら誰でも通ってきた道、それは「機動戦士ガンダム」。
思い返せば初めて映画館で見た本編が「ガンダムⅢ~めぐりあい宇宙(そら)」だった。そんなで、これにであってしまったらやらずにはいられないのが男の性ってもんで。「ヒートホーキ」なるものを手に入れるまで地道に引き続ける所存です。。。

12月17日

本日は岸田今日子さんのお別れ会がありました。心の底から素晴らしい人、おこがましいですが、可愛らしい人、唯一無二の存在というものを教えてくれた人でした。今日子さんという存在と少しでもリンクする時間を頂いたということ、それは紛れもなく「幸せ」というものです。で、色々思い悩んだのだが、その会を欠席することにした。それでいいと思ったから。それがいいと思ったから。うん、そうなんだ。

何となくとは言わせない。

「なんとなく」とか「つい」とか「気がついたら」とかの集積が日常なのだろうなと。そういうものがうまく噛み合ったり、行き違ったりして、物事は動いていて。そんな塵芥の一つ一つがどう受け取られるか。

ボーっとするというか、例えば本を買うと同じものを既に持ってたり、改札を出てから降りるはずの駅より一個先の駅だと気がついたり、閉めた鍵がドアに刺さりっぱなしだったり。まぁつまりはボーっとしているわけです。

そんなこんなで、今日はある方と、そしてまたある人との間で連絡を取る中で、当たり前のことをすっ飛ばしてしまっていたというか、申し訳ないことがあって、それがまたご好意に甘える形のものだったので、ただただ失礼極まりなく。。。それもまたどうしてなのかなぁと考えたりもする。

少し戻るが、先日友人と話をしていて、いろいろな過程があって、人が100人いれば100通りの考えがあって、その間には何万通りの関係があって、ただ一つ離れてその人達を観た時には、結局そこで行われているものの「結果」でしかない。というような事があって。受け取り手というものに対して関係が1to1であることと、one of themであることと、そしての中で変わらないのはコミュニケーションということで、自分が、ひとであれものであれその対象とどう向かい合うかと同時にその相手がどう思っているかという当たり前のことにボヤボヤしてると、いろいろなことがボーっとしてくるのだなと。

そんな一日の終わりは強い春の向い風でした。

あと少し。

水面から5cmほど沈んでいるような、鼻の頭が出そうで出ない、見ている景色が揺らめいて。そんな感じで過ごしているここ数日。
そんななので、リンカラン天然生活を熟読。
とあるきっかけでセキユリヲさんの存在を知ったのだが、沢山開いていただいた感じがする。
直接の繋がりがない人やモノ、それをどこかで繋いで繋いで導いてくれている人やモノに感謝。

アルプスを登っていた。

とあるところで待ちぼうけを食っている間、その場においてあった写真雑誌に目を通していた。
それは東京の街を切り取った特集で、写真の下には、キャプションがついていて、どの街の風景かが記されていた。
一つ一つ眺めているうちに、これはあの街のこの風景ではないかと記憶を総動員したり、イメージを膨らませたりして、一問一答しながら時間を過ごしていたのだが、とある写真をに目が吸い込まれた。
それは公園の遊具を写したもので、ほんの一滴の記憶から、まるで雨が降り出した時の様に、色々な断片が次々と零れ落ちていった。
もう四半世紀前も前に住んでいた街にあったであろう公園。
キャプションを見ると、細かくは書いていないが、僕が過ごした街の名前が記されてた。
その遊具は一枚のギザギザの壁の真ん中が杉の木の形にくりぬかれているものだった。
そのギザギザに切り取られた壁の縁はその当時の僕にとっては大きな山であり谷であった。
今ならほんの一歩で上り下りできるであろうその凹凸を、必死の思いで征服していった記憶。くりぬかれた穴から眺めた夕日。厚手に塗装されたコンクリートの匂い。しがみついた手に残るザラリとした感触。
それらが一瞬のうちに蘇る。
時空を越える瞬間はいつでも自分の隣で息を潜めている。
自分が「記憶」と思っているものよりも、もっともっと深いところで息づいている「根源としての某か」。
今書きながら思い返すと、それらのこまごまとした記憶は、本当はその公園ではなかったのではないか、よく通っていた別の場所であったか、ましてやどこかで読んだ物語の世界ではないかとも思える。
が、そんなことはどうでも良いわけで、この、実感を伴った根源としての某かに触れたことに喜びを感じたのであった。
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