今日の風は不思議と沢山のことを思い起こさせてくれた。風の運んでくる匂い。

まず一番はNさんの事で、Nさんは一見そうは見えないが、昨日たろうさんをみて、Nさんだな~と思いもしたのだ。見かけも動きも早さも出てくるものも何一つ似てはいないけど、その源泉はどこかで繋がっている匂い。

で、Kさんのことも思いもし、あんまり会うことはないけれど、逆にいる人だけど(同じ人はいないだろうが)、僕はKさんの書く文章が好きで、それは全くもって真っ直ぐで、余計なものが全くなくて。不器用というけれど、不器用ほど魅力的で素敵なツールはないと思う。そして、Kさんが文字にしていることは心地よくも羨ましくも痛くも身に沁み込んでくるのだ。そんな匂い。

そして、残り二ヶ月でやらなければいけない事をはっきりさせてくれた。それもある人の匂いを沢山吸ったから。

谷川俊太郎「はるかな国からやってきた」を読んでいる。一日に一つの詩。一つしか読まないから感じることがきっとある。一つにこめられた思いをゆっくりと。とても贅沢な読み方だ。