毎朝一服。玄関の前。コーヒー片手に一足で空気に触れると、バッチリ目がさめる。
ふと植え込みに目をやると、眠っている猫一匹。眠っている。のではなく、永眠っている。
ダンボールにタオルを轢き、強張った体をその中に押し込める。
「南アルプスの天然水」それが彼女の棺だと思うと、何だか申し訳ない気持ちになる。
後程保健所の方に引き取りにきてもらうことに。
最近仏教関係の本を読んでいて、まあすごくフランクな本なんだけど、てか、エッセイだけど、そのフランクさの中にたまに覗く硬質な佇まいが面白い。ふとある一説がその彼女の姿と重なって、不謹慎にも得心がいく。
でも、もっと早く気付いてあげれば良かったな、寒かったろうに。

満員電車に揺られると、三つ離れた席が空いたとたん、婆がダイブしてきた。飛べるんなら立ってるくらい楽勝だろ。。。朝の電車は婆が飛べるくらいの奇跡に満ちている。これにも宗教的因果関係はあるのだろうか。

手を変え品を変え連れ添ってきた3代目アイリーンが遂に旅立つ。。。諸々で4代目の引継ぎには少し時間がかかりそうなので、繋ぎの子をネットで購入。いい買物になると良いな。